今日はやっと到着する
マリとマチャを迎えに
無事に空港で落ち合うことができ
宿へ
そして
プーサンが手配してくれたバスのチケットをもらうために
プーサンと落ち合う
プーサンは遅れて到着
この後の予定は
聞くと無いというので
一緒に飲みに行くことに
そこで聞いたプーサンの
人生
四人兄弟の末っ子に生まれたプーサンは
8歳の時 両親が離婚
養育費は父親が払っていた
しかし
15歳のころ 父親が亡くなった
プーサン以外の兄弟は
大学も出て働いていた
プーサンは
大学を行かないで働かなくてはいけなかった
ビール工場で5年間働いた後
20歳でタイ軍に入った
二年間の徴兵を終え
22歳
彼は
何もできず
ホームレスになった
駅で毎日すごし
汚い川で体を洗い
誰かがくれる少ないお金でその日を暮らしていた
その生活が二年間
そして
その後ある人に話しかけられ
ベルボーイに
その時に彼はよく書店に行っていたと言う
そこで彼は
英語の本を立ち読みし
英会話をマスターした
そして今のツアーリストを立ち上げたということだ
彼は言った
「生きてて本当によかった」
「体があれば何でもできた」
「山に住んでいる人は安全の対策を知らない」
「なにかあったら待っているのは死だけ」
「少しでも安全になるなら」
「ちょっとでも手助けしたいんだ」
涙を流しながら
語ってくれた
時に笑いながら
自分の気持ちを言ってくれた
「自分は優しいから色んなひとが頼ってくれる」
「それがとてもうれしいんだよ」
優しさってこういうことかな
よくわからないけど
いい人にあってよかった
それだけで
タイに来て
よかったな
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