最後の日になった
今日の夜の便で
とうとう
日本に帰る日になった
最後の日これと言って
やることはなく
宿の人たちと話をしていた
宿の人たちの話を聞いていると
やっぱり
まだ言ってない所で
素晴らしいところはたくさんある
聞けば
聞くほど
行きたいところが増える
帰りたいとも思う
帰りたくないとも思う
ああ
この感情はどうすればいいんだろう
どうしても
今日
日本に帰るとは
思えない
飛行機に乗るときは
同じ宿で
イースター島に行く
三人と一緒に
タクシーで飛行場まで
そして
ボクの飛行機の方が早く
みんなとお別れをした
イースター島にいく三人と別れるとき
まるで自分は
また違う国に行くような感覚で
別れた
でも
俺はここで終わり
NYを経由して
日本に帰る
まるで
ブラジルや
アルゼンチンに行く感覚だが
それでも
日本に帰る
いつも通りに
保安を通り
イミグレーションを通り
飛行機に乗る
何度もやってきた事なのに
今回は
終わりという事だけが違う
飛行機が離陸し
ペルーの街を眺め
後は何もしなくても
日本に着くだけになった
とうとう終わった
楽しかった
終わりっていうのは
あっけない
飛行機に乗っているこの時ですら
実感がわかない
でも
終わりなんだ
ありがとう
ありがとう
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